SBB旧型電気機関車試運転
ポーランドのSLが続いていたので、ちょおとお口直し?にスイスの鉄道を紹介します。
欧州には多くの保存鉄道や保存車両があります。その殆どが「私立」であって鉄道会社や国などが保有するのは多くありません。
スイスではアルプスを貫くゴッタルド峠がありこの峠を越える貨物列車牽引に昔から大出力機関車が投入されていました。
”クロコダイル”と呼ばれる電気機関車が活躍していましたが、日本で言う旧型電気機関車でして、引退後、”私立”の博物館に動態保存されました。
この博物館は、スイス連邦鉄道(SBB)のErstfeld機関区に併設されており、電気状態の確認を兼ねて、毎月第一土曜日にErstfeld駅構内を試運転するのです。
日本で言えば、大井工場に保管中のEF58-61が大崎駅構内を試運転するようなものです。
”クロコダイル”と呼ばれている機関車。日本ではあまり馴染みの無い凸型です。
ブルドックみたいな顔をした、連接式電気機関車です。
パンタを上げて自走しなかったので、もしかしたら動態保存機では無いのかも知れません。
こうやって、古い機関車を大事に保存している姿は、さすが欧州ですね、イベント時には本線走行(客車牽引)もするそうです。
これは、国民性の違いですから、日本じゃ、絶対出来ません。
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